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インドは地政学的な戦略性を基盤の外交、政治を展開   宮崎正弘
■日本の積極的関与をインドの新聞はどのように評価したか

一月下旬、インドを訪問した安倍首相は多くの経済支援を約束したが、インドの歓迎論調は決して浮かれすぎではなく、冷静にして戦略的な分析が目立ち、しかし熱意ある歓迎だった。

日本ではおららく初耳の言動をインドの主要紙から拾ってみる。

まず訪印前にインドのメディアのインタビューに応じた安倍晋三首相は訪問目的を次のように明確に語っていた。

「インドと日本は双方がウィン・ウィンの経済的絆を確立してきた。日本とインドは互いに海洋国家でありシーレーンの安全に主要な役割を分かち合い、この地域に於ける責任を共同で負担しなければならないだろう」(『ザ・タイムズ・オブ・インディア』、1月25日)。

 
■安倍訪問前日の期待が表れる

「インドの優先課題は日本との関係強化であり、核技術協定の成立には時間がかかりそうだが、海洋軍事訓練は実現されており、また日本はUS−2をインドに供与するうえ、二国間は安全保障の定期的会合を増やすことにも合意している。すでに谷地・安全保障局長とインドのシヴシャンカール・メノン首相補佐官との会合でも安全保障問題の協議が行われる」(『ザ・タイムズ・オブ・インディア』、1月25日)

 
■そして訪問翌日

「天皇皇后両陛下の六日間にわたるインド訪問は日印両国関係の深化のみならず、地球的規模での力の構造関係に影響をあたえた。両国の誠実な二国間関係の構築は、決して中国に敵対しようとする意図はないけれども、中国の敵意がもたらす偶発事にそなえるには適切なものである。日本はインドの工業化に貢献して経済成長に資するばかりではなく、安全保障方面で死活的な意味がある」(シャンカール・バジパイ元駐米大使、駐北京、駐パキスタン大使歴任、『ザ・ヒンズー』、1月27日)

■日本は重要な国家である

「中国は日本の援助で工業化に成功し経済大国になるや、日本への最大級の挑戦を始めた。インドは日本と、かような緊張関係に陥る可能性はなく、まして米国とインド関係の冷却部分を日本が補完し、これからのデリー・ムンバイ間の工業回廊建設に積極関与してくれるのだ。とりわけ日本がインド北東部でのインフラ構築で前向きなことは重要である。この地域はインドが断じて中国の投資を許可しない場所である」(『ザ・タイムズ・オブ・インディア』、1月28日付け社説)。

「日印両国は安倍首相訪印によって劇的な共同の拡大が展望できるようになった。地政学的緊張がはしるアジア領域に於いて、両国関係の深まりが戦略的にもあたらしい段階に達したことは顕著である。経済面のみならず日本とインドが安全保障面での相互会談を定期的に開催する協定も結ばれた。

じっさいの世論調査で80%のインド国民が日本に好ましい印象を持つと回答し、日本のインドへの好感度は96%である。1950年代にネール首相と日本の岸首相は両国関係の協力関係深化を話し合った。その孫がアジア全体を激励して回り、アジア諸国間との関係を深めているのだ」(ウペンドラ・ナス・シャルマ=カンプール技術工業大学前教授、『ニューデリー・エクスプレス』、1月28日)

「日本はインドにとってロシアに次ぎ二番目に重要な、毎年定期的な首脳会談を維持する国である。07年、安倍は第一期安倍内閣時代にも訪印しているが、さらに野党時代にも2011年にデリーを訪問、シン首相との友好関係を深めてきた。経済協定ばかりか、日本は米国を含む海軍の軍事共同演習など国家安全保障面での結びつきは重要であり、かつ両国は核技術協定などの話し合いに入った」(『ザ・エコノミック・タイム』、1月27日)

杜父魚文庫
| 宮崎正弘 | 09:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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