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みんなに先超され焦った維新   古澤襄
■与党「粘り勝ち」の秘密保護法案合意  

機密を漏洩(ろうえい)した公務員らへの罰則を強める特定秘密保護法案をめぐる自民、公明両党と日本維新の会による連日の修正協議は20日夜、ようやく合意に達した。目標だった週内の衆院通過を断念し、26日に先送りして修正の時間を稼いだ与党。同じ野党のみんなの党が先に与党と修正合意し、焦る維新の足元を見透かして妥協点を探った「粘り勝ち」となった。(峯匡孝、村上智博)

12月6日の会期末まで残り約2週間となる中、与党が衆院通過目標をずらしてまで譲歩の姿勢を示したのは、維新の賛同を得ることで「強権的な国会運営」との批判を避けるためだった。安倍晋三首相がこれまで、菅義偉官房長官−松井一郎維新幹事長(大阪府知事)ラインを軸に維新と距離の近さを演出してきたこともあり、むげにできないという事情もあった。

そこで最大限利用したのは、みんなの党だった。みんなは渡辺喜美代表の首相への直談判もあり、18日に一足早く与党と修正で合意。これに対し維新では「みんなの党のレベルの低い合意と比べ、維新の修正協議はよく前進している」との声が上がるなど、ライバル心をくすぐられた。

とはいえ、肝心の維新内の合意形成は20日夜の与党との修正協議直前までもつれた。

「19日の協議は与党が妥協し、ほとんど維新案をのんだ。交渉は山の9合目半まできた」
「まだ山の5合目だ!」

20日昼に国会内で開かれた拡大国対役員会は、修正協議に当たる実務者の間で意見が分かれていた。与党との合意後、協議にあたった藤井孝男国会議員団総務会長は記者会見で「法案が国民にどうしても必要だということで一致した」と強調。「出来は80点」とも語り、合意が100%の出来ではなかったと認めざるを得なかった。

実際、与党との間で合意した「第三者機関の設置」は法案の付則に「検討」が盛り込まれたに過ぎず、実現性は怪しい。みんなの党が修正案に盛り込ませた特定秘密の指定に関する首相の「指揮監督権」も首相が実際に膨大な数の特定秘密をチェックするのは不可能で、閣僚らの恣意(しい)的な秘密指定を防げるかは疑問だ。

結局、野党同士のライバル争いをうまく利用した与党に軍配が挙がった形で、野党第一党ながら蚊帳の外に置かれた民主党は法案への批判を強めている。
(産経)>
     
杜父魚文庫
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