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「アジアへの旋回」の美辞麗句 古森義久
オバマ政権の「アジア最重視」政策へのアメリカ側での辛辣な批判です。

■オバマ政権の「アジア重視」策に死亡宣告信頼を失い「超大国」の座から転落する米国

レトリック(Rhetoric)とは辞書によれば「修辞」「特別な効果を狙った言語表現」「誇張」「美辞麗句」などという意味である。この場合、 「空疎なレトリック」とは「中身のない美辞麗句」とでも訳すのが最適だろう。要するに「口だけ」「実質を伴わない」というわけだ。

ここまで辛辣な批判が、受益側のアジア諸国からではなく、米側の外交や戦略の中枢のCIAにいた専門家たちから表明されたのである。事態は深刻だと言える。

■オバマ大統領の本音はアジアではなく中東重視?

リグネットのこの報告の骨子は以下のようなものであった。

・オバマ政権の「アジアへの旋回」は、中国の軍拡を抑止するためにアジア・太平洋に米軍の新たな兵力を投入することだとされた。だが、実際にそうした兵力の新投入はされておらず、今後もそれを実行する意欲も能力もないと見てよい。

・これまでの唯一の「旋回」措置は、オーストラリアのダーウィンへの米海兵隊の交代駐留だと発表された。しかし、わずか200人の将兵が2013年9月末に半年の駐留を終えて帰国した後、後継部隊の選択が決まらず、空白のままとなっている。当初の公式目標では2500人の海兵隊がダーウィンに駐留す るはずだったが、どんなに早くても2017年まで実現しない。またそれが実現したとしても、中国軍の増強ぶりと比べると「再均衡」にはほど遠い。

・中国は米国が生み出す空白を埋めるように海軍、空軍、ミサイル戦力、特に原子力潜水艦などを世界の他のどの国よりも速いペースで増強している。だがオバマ政権は中国のこうした軍拡に抑止措置を取らないだけでなく、米国の歴代政権が絶対に許容しないと宣言してきた北朝鮮の核兵器保有をも事実上すでに許してしまい、アジアの同盟国、友好国の信頼を急速に失った。

・オバマ大統領は、アジア訪問をキャンセルする少し前の2013年9月下旬に国連で演説を行い、イスラエルやその他の中東の友好国への防衛誓約の継続を力説していた。この演説は、同大統領の本音がアジア最重視よりも中東重視なのではないかという疑問を広げた。(つづく)

杜父魚文庫
| 古森義久 | 01:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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