<< 米司令官 海自の監視活動「挑発に当たらず」  古澤襄 | main | 度し難い朴槿恵の“言いつけ”外交   杉浦正章 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |







志賀かう子さんと盛岡   古澤襄
「25日と26日が空いているので、お出でにならないか。花巻の大沢温泉に行こうよ」と岩手県の菩提寺の全英和尚から電話があった。先月の25日に痛めた腰痛も和らいでいる。温泉につかりながら養生するのもいいな、と気持ちの半分は西和賀町に飛んでいる。

一昨日は、突然、盛岡で上ノ橋書房という古書店を営んでいた高橋征穂(まさお)さんから電話があった。昨年に奥さんを亡くして「天涯孤独、一人ぼっちになりました」と声に元気がない。

平成九年七月二十七日の盛岡のギャラリー彩園子で上ノ橋サロン第二十回特別記念講演会があった。「古澤元の再評価」という表題で評論家・吉見正信、女流作家・一ノ瀬綾と私が講師に立ったのだが、翌日の岩手日報、盛岡タイムスが大きく取り上げてくれた。

征穂さんとは十六年のつき合いになる。この数年、音沙汰がなかったのだが、奥さんの看病で郷里の沢内村ともトンとご無沙汰だと言う。酒が入ると誰彼なくカラム悪癖があるが、素面の征穂さんは話好きの好人物。憎めない人柄である。

作家・新田潤さんが亡くなって奥さんが中央線の高円寺で飲み屋をやっていたが、征穂さんはそこの常連だったという。「文学青年のなれの果てが古本屋ですよ」というあたりは、無邪気で罪がない。盛岡文化人の一人として岩手日報の「時の人」で紹介されたこともあった。

「先生、盛岡に来たら声をかけて下さい」。やはり人が恋しい気分になっているのだろう。

上ノ橋書房の並びに志賀かう子さんが館長だった「深沢紅子・野の花美術館」があった。お父さんの志賀健次郎衆院議員の看病で婚期を逸したかう子さんだが、六十一歳とはみえない輝けるような美しき佳人。

志賀かう子さん

上ノ橋書房よりも野の花美術館に行ってかう子さんとお喋りするのが楽しくて盛岡にはよく行った。館長を退任した後は宇都宮市に帰ったので、ご縁は切れたと思っていたら「かう子さんは昨年、盛岡に戻って福祉施設の館長になっていますよ」と征穂さんが教えてくれた。

エッセイストのかう子さんにとっては、盛岡こそが故郷なのかもしれない。ドイツ料理をご馳走になった”お返し”もあるので、征穂さんと相談のうえでかう子さんを連れ出す算段をあれこれ考えている。腰痛なんていってはおれない。やはり25日に東北新幹線に乗ることになりそうだ。

杜父魚文庫
| - | 00:56 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |







スポンサーサイト
| - | 00:56 | - | - | pookmark |







コメント
管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2018/03/27 6:30 AM |
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://kajikablog.jugem.jp/trackback/1005545
トラックバック

CALENDAR

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

SEARCH

SELECTED ENTRIES

RECENT COMMENT

CATEGORIES

ARCHIVES

LINKS

PROFILE