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「当面、金融引き締めにせざるを得ない」と周小川   宮崎正弘
留任の周小川(中央銀行総裁)が発言。「ことしの通貨政策は穏健路線」。インフレ率、はやくも3・2%、金融引き締めを明示。

全人代で記者会見した周小川・中国人民銀行(中央銀行)総裁は、ことしの通貨政策(マネタリー・ポリシー)を問われて「穏健にいく」と答えた。

すでに一月にインフレ率が2%、諸物価が高騰をつづけるなか、全人代会期中のインフレ率が3・2%となった。「当面、金融引き締めにせざるを得ない」と追加発言があった(ウォールストリート・ジャーナル、3月14日)。

今期で退任を予定された周小川が上海閥の巻き返しによって、まさかの留任となったため次期中央銀行総裁候補だった肖剛らは五年後のチャンスを失い、通貨の番人役ポストには団派人脈が食い入ることが出来なかった。

しかし中央委員から外されたため周小川には全国政治協商会議の「副主任」(二十名近くいるのだが)があてがわれた。

全国政商会議にはマスコミ受けする人々が選ばれた。

映画俳優のジャッキーチェン、ノーベル文学賞の莫言のほか、宋祖英(著名な歌手、軍所属で膨麗媛と人気を二分する)らが加わり、華やかな演出に余念がなかった。

しかしおりからの大気汚染、スモッグ、PM2・5(これを中国語新聞は「霧狸沙塵暴襲北京」と書いた)。

ほかにも李鵬の娘の李小琳、トウ小兵の娘、トウ楠、朱容基の娘の朱燕来らも出席して積極的に発言したが、世界のマスコミが注目したのはプロバスケット選手ヤオミンが、北京の環境汚染、とくにPM2・5について聞かれ「かろうじて呼吸している」と答えたことだった。

 ▼ソフトパワー外交の演出にファーストレディが歌唱公演も!

政協商会議終了後の宴会では歌手の宋祖英にサインをねだる委員等が殺到した。

宋祖英は軍所属歌手のため軍服で出席、妙齢ながら色白の美人でもあり、ファーストレディの膨麗媛とならぶ、昔からのライバル関係だ。

さて中国のソフトパワー外交の進出武器である「孔子学院」はカナダから一部撤退、米国でスパイ機関と見られており、とりわけ先進国で頓挫している。

このため中国はソフトパワー外交を歌手芸術家総動員路線に切り替え、なんとファーストレディが習近平の外遊に同行するばかりか、単独でも積極的に海外公演に打って出ることになった。

前代未聞の演出である。

これまで国境紛争などで周辺諸国を軋轢を生み、強面、暴力、軍国主義のイメージがつよい中国が、ソフトパワー重視路線も並行させるというのが、今期の全人代、政治協商会議の特徴といえば、特徴であった。(註 文中の「霧狸沙塵暴襲北京」の「狸」には雨冠)。

杜父魚文庫
| 宮崎正弘 | 07:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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