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LCCに乗る気はしない  平井修一
小生は航空機のことはほとんど知らない。200トンとか300トンの金属製の航空機が空を飛べることが不思議で、飛行中は安心という気分ではなく、乱気流で揺れたり離着陸時は「大丈夫だろうか」と不安になる。大方の人はそうではないか。

アメリカの国家運輸安全委員会 (NTSB) の行った調査によると、航空機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.0009%であるという。アメリカ国内の航空会社だけを対象とした調査ではさらに低く0.000034%となる。

アメリカ国内において自動車に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.03%なので、その33分の1以下の確率だ。これは8200年間、毎日、無作為に選んだ航空機に乗って一度事故に遭うか遭わないかという確率である。これが「航空機は最も安全な交通手段」という説の根拠となっているそうだ。

そう言われても今一つ安心はできない。今回のANAのB787が高松空港に緊急着陸した重大トラブルは、最新鋭機でもあわや大惨事の事故と無縁ではないことを示している。安全対策は米連邦航空局(FAA)頼りであり、FAAのお墨付きがあってもこの様だ。

書籍では初版本愛好家というのがいる。その一方で「初版本は誤植などのミスが多い」というのは定説になっている。新製品は膨大なユーザーのチェックが効いていないためにミスがありがちだから、すぐに飛びつくのは止めた方がいいという話もある。新製品=完全ではないのだ。

ところで、いくら安いからといって小生はLCC=格安航空会社は利用したくない。不安である。「格安航空会社LCC研究所」によると、LCCであっても一般の航空会社に比べて安全性が劣るものではないとあるが、安いということは、どこかで無理をしているのではないかと小生は思うのだ。

コスト削減のために古い航空機を使っているのではないか、整備は万全なのか、無理な運航スケジュールではないのか・・・などと不安になるのである。LCCが事故を起こせば一気に客は逃げるだろう、「やっぱり安いのにはそれなりのわけがあるのだ」と。

最新の科学技術の粋を集めた新鋭船で世界最大の「不沈船」と言われた豪華客船「タイタニック」は処女航海で沈没した。「絶対安全」なんてあり得ないのだ。最新鋭機でも不安なのだから製造日から10年以上とか年月がたった航空機も不安である。

ボーイング社が行っている航空事故の継続調査によると、1996年から2005年までに起こった民間航空機全損事故183件のうち、原因が判明している134件についての事故原因の内訳は、操縦ミスが55%と圧倒的に多く、機械的故障17%、天候13%などだった。我々はパイロットの技量に命を預けているのだ。

LCCのパイロットは一流なのだろうか、定年退職したパイロットを低い賃金で使っているのではないか、などと思ってしまうのは心配のし過ぎなのだろうか。(頂門の一針)

杜父魚文庫
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