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中央政治局の女性、孫春蘭が天津特別市党委員会書記に  宮崎正弘
国際金融都市をめざす天津は、はたして逞しい、適切な書記を得たのか?

これまで無名だった政治家は孫春蘭(直前まで福建省書記。女性)。いきなり天津のトップに抜擢され、中国政界に登場したため世界のマスコミが注目している。

孫春蘭は河北省出身で、鉄鋼と石炭の町、鞍山にある工業技術学校で学んだ。62歳。1969年から時計工場に勤務し、国営紡績工場の副工場長に抜擢された。1988年に鞍山市婦人連合会主任。93年に遼寧省婦人連合会主席となり、94年に同省総工会主席に躍進、そのあと2001年に大連市党委書記に大抜擢された。

孫女史は遼寧省における仕事がこれほど長く、大連市党委書記のあと、労組全国組織である「中華全国総工会」副主席をつとめ、この重責をこなしたことが評価され、09年に福建省党委書記となった。このポストは嘗て賈慶林、そして習近平がつとめた大役である。

十八大会で、政治局員に昇格した。女性の政治局委員は劉延東・国務委員(67)の二人だけ。中央委員レベルでは候補を含む378名のなかに33名がいる。

英紙『インデペンダント』(21日付け)は、この孫春蘭が「五年後には確実に政治力量を積み上げて、政治局常務委員となる可能性がある」と賞賛したが、どういう実績が具体的にあるのか、詳述されていない。

ただし、天津と言えば、国際金融市場であり、海浜工業地帯はトヨタなど世界的企業の進出拠点であり、政治局常務委員に昇格した張高麗が10月まで書記をつとめていた重要拠点。

株式、為替では上海、深センの後塵を拝するが、戦前は日本租界と国際金融街が有名で、東洋のウォール街と呼ばれた。どのていどの辣腕を期待できるか。天津は日本企業との繋がりが深いために、注視しておく必要がある。
       
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 読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者之声
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(読者の声)上海・台北のカレー事情です。上海ではハウス食品が進出しておりココ壱番屋が人気。実際に店舗を見ても若いカップル中心に賑わっています。現地資本なのでしょうか、?

(カリー)工房というチェーン店も賑わっていました。普通のカレーが30元前後、カツカレーで40元程度と、コンビニの大盛り弁当が10元程度であることを考えるとずいぶん割高に思えます。

しかし、中国ではカレーは新しい食べ物で、店もおしゃれ、デートで使える店、となるとそれほど高くは感じていないのかもしれません。

日本では1970年代にマクドナルドがおしゃれだったようなものでしょうか。他にも地場のカレー店で豚角煮カレーなどという面白いメニューも見かけました。食べ方を見ていてもトッピングは箸でカレーはスプーンで、と思いもよらない食べ方に驚きつつ、やはり中国は「箸の国」だと納得。

中国に進出しているハウス食品、業務用のカレールーで黒字に転換したといいます。

カレー専門店以外にもファストフード店でカレーメニューが増えていることが追い風だとか。実際、外食でのカレーメニューは増えているように思います。

それではスーパー・百貨店のカレールーはどうなのか、売り場に並ぶのは現地生産のハウス・ジャワカレーとバーモントカレーなどわずか。高級店の久松百貨店では大連製造のS&Bゴールデンカレーもありましたが残念ながらごく一部の人向けにとどまっている印象です。

ハウス食品によると上海でのカレールーの世帯購買率は21%で台北の23%と大差ないという。日本では90%を超えていますから、中華圏でのカレーの普及はまだまだこれからのようです。

上海も台北も食事は薄味が基本、五香粉や胡椒以外のスパイスは苦手ですね。

現地のカレーを食べてみてもまるでスパイスの香りがしません。なにか昔のカレーのよう。辛さについても一番辛いとされるジャワカレーの「5」が日本の「3」くらい。現地生産のカレーには八角が入っていると言っていたのに、とくに八角の香りもありません。

再びネットで検索すると業務用のカレーはほぼ日本並で家庭用のルーには八角が入っているらしい。一箱90g〜100gで10元前後のジャワカレー・バーモントカレーを購入して香りをチェックするとバーモントカレーからはたしかに八角の香りがします。

帰国後に実際に作ってみたら八角の匂いはほとんど気にならず隠し味のようなものでしょうか。

ジャワカレーも日本のものよりスパイスが弱い印象です。間延びした風味のカレーに日本のカレールーを少し足したところあっという間に本格的なカレーに変化。御徒町で日本のカレールーを大量に買い込む中国人を見て驚きでしたが納得、まるで別物。

中国で価格差が3倍でも日本製のカレールーが人気になる理由がわかります。

一方の台北、こちらもハウスのカレーショップがココ壱番屋に衣替え。台北駅南の予備校街の食べ物屋さんでもカレー系メニューが人気。コンビニのジャワカレー弁当も販売継続中。しかし台湾人も辛いのが苦手なのは吉野家の辛くないキムチでわかります。

台北といえば胡椒餅や胡椒牛排(ステーキ)が定番、どちらも辛さより胡椒風味を重視とはいえ、タイ料理の生の粒胡椒の鮮烈な香りとは程遠く、日本でラーメンに胡椒をふりかけるのと同じようなものです。

台北を歩いていて激増したのがタイマッサージ、2時間1000元が相場でほとんど日本語併記。台北〜バンコク路線ではタイ人労働者の集団をよく見かけましたが、多くは道路工事などの肉体労働だという。

ネットで検索すると台北のタイマッサージ店、タイ人女性の店もあるようですが、多くは大陸からの女性によるものでオプション有りだとか。

日本ならタイマッサージ店があればタイ料理屋もあるパターンが多いのですが、台北ではタイ料理店はほとんど見かけません。タイ料理店よりベトナム料理店のほうが多いかも。日本で急増しているインド料理店もあまり見かけない。

それでも大手コンビニではタイ式カレー弁当を売っていました。パッケージ写真を見るとニンジンにじゃがいも、どこがタイ式なのか首をひねりつつ60台湾元(170円)の泰式カレー弁当を食べてみる。

期待を裏切らずタイ風味はかけらもない。単に日本風のカレーにココナツミルクを加え胡椒を多めにした程度。日本でも1990年代、有楽町や新宿の本格タイ料理店に対し、若者の街といわれた渋谷ではインチキなタイ料理店ばかりでした。

インチキな泰式カレーとはいえ、台湾で東南アジアの料理に注目するようになっただけでも大きな変化を感じます。中国大陸にどっぷり浸かっていた台湾、大陸と距離を取りたいという無意識の現れのようにも感じましたが考えすぎでしょうか。(PB生、千葉)

(宮崎正弘のコメント)興味深く拝読しました。カレーのマーケット・リサーチが基軸の文化論ですね。

小生、一昨年でしたか、『中国人はなぜカレーライスが嫌いか』という仮題で、日本の食文化と中華料理との比較、そのバックグラウンドの差異を語ろうかと考えていて、或る出版社の企画会議も通過していた本があるのです。

じつは、そのときまで中国にカレー屋はなかった。いや、すくなくとも単品のカレー食堂はなかった。日本料理のレストランで、メニューの一角にあった程度でした。「CoCo壱番屋」が上海に第1号店をだしたのが、その頃です。

そこで某新聞上海支局で中国人スタッフの若者に訊くと、「中国にもカレーはありますが、従来、カレー味は料理の下味でつかってきた。商品としてのカレーは最近です」と言う。

30数年前に台湾でマックが進出したとき、このビジネスは難しいだろうと予測した。理由は伝統的な「小吃」(中華的スナック)が無数にあるのに、中華の伝統とは反対の欧米風が流行る筈があろうか、という判断基準。ところが予測が誤りであり、以後、マックもKFCも、大ブームとなった。中国大陸でもいたるところ、どんな地方都市でも必ずKFC,モスバーガー、マックがならび、結構な列ができています。なるほど、中国の若者は伝統的ではない食文化にも飛びつくのか、と感心したものでした。

日本食は中国でも、寿司、天ぷら、うどんと浸透し、いまでは吉野屋、回転寿司、味千ラーメン、王将と迅速な普及をみせていますが、カレー単品は遅れていた。

味の問題ではなかったのですね。台北でCoCoに入って、あ、これは新しい風俗か、と思いました。値段が高いので普通のサラリーマンは寄りつかないけれど、デートコース、ちょっとした営業接待に使っているのです。御観察のとおり、コスモポリタン的意識が若者の食嗜好も変化させている、というのが実態でしょうか。

(読者の声)中国の反日暴動がきっかけとなって、日本企業の撤退論が盛んです。ビジネス誌が軒並み、「撤退か、残留か、いや拡大だ」という特集をやっています。

ところで日本企業は中国の国内市場で儲けたカネを国外に持ち出すことは中国国内法で禁止されていると聞いています。

もしそれが事実なら、日本企業の利益は帳簿上のものにすぎず、大変使い勝手が悪いのではないでしょうか。事実なら設備と共に利益金まで置いて出ていく羽目になりますが、いかがなものでしょうか。(AT生、千代田区)

(宮崎正弘のコメント)技術的な経理操作で、持ち出していますし、日本からの部品輸出で代金をもろに回収したりしていた、ともかく日本企業で、まじめに中国の経理にしたがっている会社はすくないだろうと思われます。

特許料の上乗せ、現地のコミッションなどで支払ったことにして、現金を持ち出すとか。

撤退は退職金も要求されるので、夜逃げが一番。韓国企業は殆どがそうしました。日本企業は真面目ですから、他の手を考えるべきでしょうね。

しかし、小生は06年九月にすでに指摘しているのですよ。『日本企業は、中国から撤退せよ』(阪急コミュニケーションズ刊)と。それから六年後、こんどこそは真剣に撤退の時期がきたと考える日本企業が増えています。対中自動車輸出80%減。対中投資50%減。日本の貿易赤字転落、円安。そして株が上がり始めました。

杜父魚文庫
| 宮崎正弘 | 09:24 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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