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胡錦涛の完全引退説と残留説?  宮崎正弘
だから「一寸先は闇」だ。明日閉幕の党大会土壇場。胡錦涛の完全引退説が急浮上した理由は太子党との人事取引?

12日から北京を駆けめぐった胡錦涛の軍事委員会主任からも引退説。情報源は共産党高官で、香港メディアが第一報を流した。

ニューヨークタイムズが追跡記事(電子版12日付け)を掲げて曰く。「もし引退となれば、政治常務委員会は7名のうち、5名が太子党(上海派と重複多数)となり、バランスが取れず、李克強が軍事委員会副主任入りする可能性が残る」などと伝えた。

胡錦涛はもとより政治的野心が淡泊であり、夫人が強く完全引退を望んでいた。

しかし、団派の領袖でもある胡錦涛が、太子党と人事取引をしないで引退する筈はなく、多数のメディア取材に応じる高官の何人かは「胡錦涛はしばし軍事委に残る」と予測するようだ。

「或いは胡錦涛が軍事委主任も引退する取引として、政治局常務委員会に「はずれ」そうな李源潮、王洋、劉延東のうちの二人を入れて、上海派とされる劉雲山、張高麗、愈正声のうちから二人を出す、というバーター説まで、まことしやかに囁かれているという。

そうすれば団派4VS太子党3となり、軍事委員会主任を習近平に譲ってもバランスがほどよい、となるが、この説は均衡にこだわるだけの理論で、政局というのは最後は勢いであり、一寸先の闇を見通すことはできないだろう。

軍事委員会の新メンバーはすでに小誌でも既報のようにあらかたが確定し、国防相に常万全が就任し、海軍司令員は呉勝利が留任の模様である。四大総部は決定、第二砲兵は異例の魏風和中将の昇格が決定的の情勢である。

杜父魚文庫
| 宮崎正弘 | 07:36 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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