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大統領選で米国は深く分断、オバマ氏の2期目は困難増す 古澤襄
英ロイターは二期目を迎えるオバマ政権の前途が多難だとする一方で、大統領選で米国社会の亀裂がさらに深まったと分析している。

オバマ勝利の原因のひとつは、2009年に国内の自動車産業に850億ドルの公的支援を実施したことがあげられる。

当時は必ずしも好評ではなかったが、ロイターはオバマがこの政策によって自動車産業を救っただけでなく、自らの再選も守ったのかもしれない・・・とした。

しかし、公的資金の投入が本当に米自動車産業を救ったのであろうか。これによって米自動車産業が蘇生し、輸出が大幅に伸びたとはいえない。事実は米自動車産業に公的資金つまりは税金を投入して破綻と大量な失業を防いだだけである。

民間企業の救済に反対していたロムニーの方が正論を唱えていた。結果としてロムニーはオハイオ州でオバマの前に敗退したが、米自動車産業の復活は一時的な救済によって達成されるものではない。


<[ワシントン 7日 ロイター]今回の米大統領選ではオバマ陣営が大きな政府を、ロムニー陣営が小さな政府を掲げた。オバマ氏の勝利でその問題に決着がついたわけではないし、それどころか、激しい選挙戦によって有権者が人種、年代、政党などによって深く分断されたことが明らかになっている。

同時に行われた連邦議会選挙は、下院では共和党が、上院では民主党がそれぞれ過半数を維持し、オバマ氏の2期目も激しい党派的対立が続きそうだ。景気回復や連邦政府債務の圧縮という目標は幅広く共有されているものの、それ以外には選挙民から議員に広く付託されたものが存在しないことも明らかになっている。

こうした状況から2期目のオバマ大統領は、1期目に実行した医療保険制度改革や金融規制、景気刺激策に匹敵するような大胆で新しい政策に取り組むことは困難になるだろう。ただし、大統領はもう有権者の顔色をうかがう必要がなく、その面では移民法の抜本的な改正など、この世代どころかもっと長く政治に足跡を残せる野心的な課題に取り組むことは可能だ。

サザン・メソジスト大学(ダラス)のカル・ジルソン教授(政治学)は2期目のオバマ大統領について、医療保険制度の本格稼働など「1期目の成果を仕上げる」ことに多くの時間を割く公算が大きいとみている。それを成し遂げるだけでも、オバマ氏が歴史に名を残すのに十分だとの見方もある。

<自動車産業救済が再選の鍵に>

少なくともある1つの面では、大統領選の結果は行動する政府というオバマ大統領の信条が支持を得ていることを証明した。大統領は2009年に国内の自動車産業に850億ドルの公的支援を実施した。当時は必ずしも好評ではなかったが、大統領はこの政策によって自動車産業を救っただけでなく、自らの再選も守ったのかもしれない。

自動車産業の救済は、大統領選の行方を左右した州であり、労働者の8人に1人が自動車関連産業に従事しているオハイオ州でオバマ大統領が勝利する決め手になったようだ。オバマ陣営は同州で、ロムニー氏が救済に反対していたことを攻撃材料にした。

ロイター/イプソスの調査によると、オバマ大統領に対する白人男性労働者の支持率は、全国的にみるとロムニー氏を17%ポイント下回った。しかしオハイオ州の所得7万5000ドル以下の白人男性をみると、両者の支持率は拮抗していた。

イプソスのジュリア・クラーク氏は「ロムニー氏は低所得層の白人男性の支持率で全国的にオバマ氏を大きく上回っていたが、オハイオ州ではこの傾向が逆転した」と指摘。「このことは、オハイオ州で自動車産業救済が重要なものだった事実や、同州の労働者からロムニー氏が反感を持たれていた現実を浮き彫りにしている」と述べた。

<2期目の課題>

政治アナリストやストラテジストは、オバマ大統領の2期目は課題が目白押しで、教育、雇用、エネルギー計画などへの政府支出が増えると見込んでいる。ただ、政府債務が16兆ドルに上り、減税の打ち切りと歳出の自動削減が重なる「財政の崖」が控えていることから、こうした課題への取り組みは容易ではないだろう。

オバマ大統領は移民法の改革に取り組むと言明している。増加を続けるヒスパニック系住民の支持を確保したい民主党にとって、これは成功に向けた明確な手段になるだろう。共和党がヒスパニック系に対するアピール度を上げる方法を模索しているだけに、なおさらだ。

しかし最大でかつ最も差し迫った課題は、歳出と税をめぐる議会での共和党との対決だ。大統領は選挙戦で、富裕層に対する課税を強化し、その他の層については減税を継続すると表明してきた。大統領は拒否権を発動しても富裕層への増税を共和党に飲ませる意向を示している。

<共和党の試練>

今回の選挙は、連邦政府の役割を米国民がどう考えているかに関する転換点だったかもしれない。しかし共和党にとって今回の選挙は、別の意味の政治的移行期を形作っていると思われる。

ロムニー氏は65歳だが、同世代では最後の大統領候補となり、2016年の選挙には次世代のリーダーが名乗りを上げるだろう。今回、副大統領候補となったライアン下院議員(42歳)などで、彼らは総じて先輩より保守的だ。


今回の選挙結果は、彼らにとって道のりが険しいことを示唆している。オバマ大統領は全人口の約17%を占めるヒスパニック系で約66%の票を獲得した。ピュー・リサーチ・センターは、ヒスパック系の比率は2050年には30%近くに上昇すると見込んでいる。

アナリストは、共和党の移民に対する厳しい姿勢がヒスパニック系の支持を集めることを難しくしていると指摘。共和党の次世代の大統領候補が移民に対する辛辣な発言を後退させなければ、間違いなくいくつかの州で敗北を喫するリスクを招くと警告している。(ロイター)>

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