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露呈した習近平の頭の程度  宮崎正弘
立場上、仕方のない発言とはいえ、ひょいと露呈した習近平の頭の程度。これほどの無知と無教養で大丈夫か? 江沢民のオウムのような見解。

日本訪問に引き続き専用機で北京入りしたパネッタ国防長官を、カウンター・パートの梁光烈国防相が待ちかまえていた。梁は春に中国人民解放軍の次期幹部数名をともなって訪米したばかりである。

米国の大物と会談した内容を吹聴することによって世界に中国の宣伝をする絶好の機会だったから梁光烈は軍のなかに拡大した反日、愛国という政治環境を背景にして、強靱な反日演説を展開した。

注目点は次の二つ。意訳すれば次の通り。

「中国は日米安保条約の防衛範囲に釣魚島(沖縄県尖閣諸島)が含まれるという解釈に断固反対する」
「中国は米国が当該諸島の帰属に関して米国は関与しないという立場を理解し、この見解を維持することを望む」

これは拙著『中国権力闘争』(文芸社)の後半部で特に力点を置いて、日本の平和ぼけへの覚醒を促したポイントである。

つまり米国の合意はいまや尖閣を守る立場ではあるが、防衛するという言明を巧妙に回避しており、さらに尖閣諸島の帰属については中立だと言い放っているのだから。

さて、次期皇帝となる予定の習近平国家副主席はなんと発言したか。

9月19日、習は人民大会堂でパネッタ米国防長官と会談し、日本政府の尖閣諸島国有化を「茶番」と批判した。

そしてパネッタ長官に「米国は平和と安定の大局から言動を慎み、釣魚島の主権問題に介入しないよう希望する」と言ってのけた。

これは硬直した中国政府の見解を棒読みしたにすぎないが、次の発言によって、この男の頭の程度がほぼ判明できる。

文革で下放された、無教養世代ゆえに国際情勢と歴史に甚だ無知である事実を彼の発言は同時に世間に晒した。

▼「日本が軍国主義」だと世界一の軍国主義国家の次期首領様が暴言を吐いた

習近平の暴言は南米訪問のおりも、中国への批判に対して「めしをたらふく食っている奴らが、革命の輸出をやめている中国を批判するなんざ噴飯だ」と言ったことは、その「紳士録」の記録に残った。

さて習近平は満州事変に言及し、「日本の軍国主義は中華民族に深刻な災難を引き起こしただけでなく、米国を含むアジア太平洋国家に巨大な傷跡を残した」と強調した。

これは江沢民の言ったことをそのまま踏襲した見解で、「日本が反省しないどころか、さらに過ちを重ね、島の購入という茶番を演出した」とする主張に終始しつつ、「国際社会は、反ファシスト戦争勝利(第二次世界大戦)の成果を否定しようという日本のたくらみや、戦後の国際秩序に対する挑戦を絶対に認めない」と付け加えた。

江沢民が訪米したとき、日本の上空を飛んで「天皇陛下に宜しく」とメッセージを発信しつつ、ハワイ到着と同時にアメリカ人高官に「中国と米国は共同して日本をやっつけた。だから米中は仲良くやっていける」と言った。

国際社会は、現在の中国の軍拡を「軍国主義」と非難し、その侵略行為が「国際秩序への挑戦」と批判しているなか、問題を百八十度すり替えて論理を飛躍させるという強盗国家のロジックに嵌っていることに自らはまったく気がついていない。

この程度の頭の構造の持ち主が次期皇帝か。

杜父魚文庫
| 宮崎正弘 | 07:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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