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自民党総裁選に2年前の国会論戦をふと思い出す  阿比留瑠比
《われわれは、自分と同じ意見の人以外は、ほとんど誰のことも良識のある人とは思わない》(ラ・ロシュフコー)

《正直であることを私は約束できる。しかし不偏不党であることは約束できない》(ゲーテ)

さて、明日は自民党総裁選の告示日であり、選挙戦が正式にスタートします。なので、どうせ何を書いてもポジショントークと受け取られるだろうし、あまり個々の候補者についてあれこれ取り上げたくないのです。そうなのですが、その5人の候補の中に、石原伸晃幹事長と石破茂前政調会長が入っているのを見て思い出したことがあるのでやはり記しておこうと思います。

私は一昨年10月12日のエントリ「仙谷氏『出さないなんて一言も言っていない』」(http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/1840857/)で、当時、国会論戦の焦点というかほぼ唯一のテーマとなっていた尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に関する石破氏の質問をほめました。

詳しくは上記エントリを読んでもらいたいのですが、要は、衝突場面の映像公開を事件の証拠物件だからという屁理屈をこねて拒み続けていた当時の仙谷由人官房長官を、石破氏が理詰めで追い詰め、「出さないなんて言っていない」という言質を取ったことを評価したのでした。

実はこの日、石破氏に先立ち、石原氏も質問に立っていました。ただ、私が聞いた限りでは、相手を攻撃する言葉の歯切れはよく、威勢はいいものの実はその論理展開は曲がりくねっていて弱く、相手が答弁に困り始めても気づかずにすぐ次の話題に移って相手を助けてしまうなど、あまりいい質問だとは思えませんでした。

実際、相手をとっちめているようでいて、政府側から特に重要な答弁を引き出すような場面はなかったと思います。というか何を聞いていたのかさっぱり記憶にありません。

ところが、翌日の朝日新聞政治面を開くと、記者の「観戦記」欄で、確か石原氏の質問が一番高く評価され、石破氏の質問の評価は散々でした。二年前のことでもあり、具体的な表現・言葉は覚えていませんが、あまりに私の感想と正反対だったので驚きました。

まあ、感じ方、受け止め方は各自いろいろだというのはそうなんでしょうが、この若い記者(観戦記には年齢が入っていました)は、何が議論されていて、何が焦点だったかよく分かっていないのではないかと率直に感じました。

それは、石原氏の方が元気に攻めていたという「イメージ」は受けるかもしれないけれど、内容と成果はどう見ても石破氏の方が上だろうと。あるいは、この記者の反応の方が普通で、政治家の評価なんてこんな部分もあるかもしれないけれど、それもちょっと空しい話だろうと……。

と、まあそんなことを考えていたところ、面白いことに、両氏から追及されていた仙谷氏自身がこの朝日の記事を読んで、周囲に「これは石破がかわいそうだ」と漏らしていたと後で聞きました。へえ、このインテリヤクザを気取った偽悪家の乱暴長官にも、素直なところがあるんだなあと感心したのでした。

仙谷氏と言えば、屁理屈と素人にはよく分からない法律用語を総動員して黒いカラスも白と言いくるめるのが大得意で、嘘でも何でもいいからとにかく議論に勝ちたいというタイプですね。そういう人は、意外と石破氏のようなどこまでも理詰めで押してくるタイプの人と実は根っこの部分で相通じるところがあって、本音ではどこか好ましく思い、きちんと評価しているのかなと感じた次第です。

もちろん、今さらだからどうだという話ではありません。ただ思いついたことや考えたこと、知っていることを吐き出したくなる職業病にかかってもう長いので、書きたくなったことを書かない気持ち悪いだけで、ホントに他意はありませんよ。

肝心の総裁選の行方について少しだけ触れると、本日は林芳正政調会長代理が立候補を表明し、麻生太郎元首相と高村正彦元外相が安倍晋三元首相支持を表明しました。いろいろ予測は飛んでいますが、まだ行方は混沌としているのが実態だと思います。なにしろ、一番重要な地方票がどうなるかはまだ見えていませんから。

地方票は集計の関係で、国会議員の投開票が行われる26日の前日中には、公表はされないものの各陣営、各議員たちには内々、情報として伝わるとみられます。そうなると、勝ち馬に乗りたい各議員たちは、現在支持を表明している相手ではなく、地方票で上位を確保した議員に一気に向かう可能性もあります。まだまだ一波乱二波乱もありそうですね。

杜父魚文庫
| 阿比留瑠比 | 02:45 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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