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東条英機と西城秀樹 岩見隆夫
とにかく、わかりにくい。もともと政治の世界は難解と承知しているが、それにしてもひどすぎる。強いけん引力のあるリーダーがいないことが響いている。

みんなの党の渡辺喜美代表は父親・ミッチーのDNAか、わかりにくいことをわかりやすく説明してみせるのがうまい。いまの<消費増税政局>の行方は、衆院解散とのからみで次の四つのケースが想定される、と渡辺は言う。会期延長を含む今国会中の見通しだが、

 (1)増税あり・解散なし
 (2)増税あり・解散あり
 (3)増税なし・解散なし
 (4)増税なし・解散あり

渡辺は、「これで喜ぶのは、(1)が野田佳彦首相、(2)が谷垣禎一自民党総裁、(3)が小沢一郎民主党元代表、(4)が国民。いまは(1)の可能性が圧倒的に大きいと思いますがね」

という見立てだ。私は(2)のケースが有力とみているが、さて、どうなることか。ねじれた糸は当分ほぐれそうにない。

話は変わるが、衆院には古くから超党派の前議員会というOB親睦団体がある。引退したり落選したりした前議員の加入者は現在732人、3年前の衆院選で現職の落選者がどっと出て、一気に約150人増えたという。

一方、昨年4月から1年間に前議員会の会員は29人死去している。佐藤孝行、塩崎潤、増岡博之、粕谷茂、西岡武夫、松本十郎、冬柴鉄三、楢崎弥之助らだ。

16日午後、衆院議員会館の大会議室で第37回総会が開かれた。出席は約100人、のぞいてみると、なつかしい顔があちこちに。田辺誠、唐沢俊二郎、山口敏夫……。

会長はこの15年間、労相、運輸相、通産相などのあと衆院議長をつとめ引退した重鎮、田村元(はじめ)だ。88歳、車イスだが、往年のうるさ型の風貌は変わっていない。

総会のあと、アトラクションとして、田村会長とゲストに招いた中曽根康弘元首相との対談が行われた。しばらく思い出話が続き、中曽根が、

「おっかないが天衣無縫、強引でこまやか……」などと後輩の田村を持ち上げていたが、次第に田村のボルテージが上がる。

「いまの代議士は代議士であってないような感じだ。東条英機(戦時中の元首相)と西城秀樹(歌手)を間違えるのまでいる。首相がコロッと辞めてしまったり、このごろの政党はどの人が偉いのか、偉くないのかわからない。リーダーシップの欠如だ」

「昔は自由党から共産党まで真剣でまじめだった。焼け野原の日本をどうするか、委員会で質問しながら涙を流す政治家もいた。いまはいい所に就職したような……」

中曽根も、「政治家の緊張の度合いが気になる。なまけもの現象が出ている。エンジョイしているみたいだ」と応じるが、田村は収まらない。

「いまの政界を見ていると、腹が立って仕様がない。敵が目の前にいるのに、味方の中で撃ち合いをやる。よその党にちょっかいを出す。

民主、自民のトップが話し合って何が悪いのか。政党はけんかするためにあるんじゃない。国家、国民のためにあるんでしょ」

味方の撃ち合いは、民主党の内紛を指している。ちょっかいは、自民党が<小沢切り>を求めていることなどだろう。OBのいらだちはよくわかる。

東条・西城の時は会場、大笑いになった。しかし、笑いごとでない。東条を知らないのは、世代問題でなく、戦争を知ろうとしないのと同じだ。(敬称略)

杜父魚文庫
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