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”荒れた海”のバイカル湖   古沢襄
バイカル湖を中型船で渡ったことがある。イルクーツクから車で東へ70キロ、一時間半ほど行ったところにリストヴヤンカという湖畔の街がある。街というより村なのだが、三階建て・64室の近代的なバイカル・ホテルがあって、夏はレジャー客で賑わいをみせる。

バイカル湖の面積は琵琶湖の五〇倍。湖というよりは、海という表現が正しい。塩水でなくて淡水の違いだけである。帝政ロシアの時代にはロシア海軍の練習船が浮かんでいたという。

このリストヴヤンカから対岸のウラン・ウデに近い停泊地に渡ったのだが、いつもなら静かなバイカル湖が珍しく荒れた。戦時中は海軍兵学校を目指していた私だから、ちょっとした荒れた海などは平気のへいざ。船酔いの経験はまだなかった。

しかし”荒れた海”のバイカル湖は違っていた。我慢をしていたが、船酔いをして堪らず便所に駆け込んで胃液を吐いた。吐いても吐いても船酔いが治まらない。このまま船とともにバイカル湖の藻屑と消えそうな気分に襲われた。おまけに対岸に着いたら、猛烈な吹雪に襲われて踏んだり蹴ったり・・・。



この経験があるから、二度とバイカル湖を船で渡る気が起こらない。二度目の旅はイルクーツクに戻って、シベリア鉄道でゆっくりウラン・ウデまで湖畔めぐりをした。

バイカルとはタタール語で「豊穣な湖」のことだという。いつもなら”シベリアの真珠”と歌われる優雅な姿をみせる湖だが、生憎と”湖の女神”が気分を害している時に、船渡りをしてしまった気がする。

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