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イルカに続いてペリカンが浜辺で謎の大量死 ペルー   古沢襄
米CNNがペルー北部の海岸で、538羽あまりのペリカンが死んでいるのが見つかったと報じている。四月にイルカ877頭の死骸が打ち上げられたばかり。CNNは「専門家らが原因を調べている」と簡単に片付けているが、科学知識のない記者が書いた記事なのだろう。

気象学者の根本順吉さんが「氷河期が来る」の著作の中で、南米西岸ペルー沖の海況異変・エルニーニョについて詳しく述べている。ペルー沖は世界最大の漁場の一つだが、そこでとれる寒流系の魚・カタクチイワシ(アンチョビー)が六、七年に一度、大量に死んで海面に浮かぶ現象がエルニーニョ。

エルニーニョは降誕祭のキリストを意味する”ザ・チャイルド”のことだが、アンチョビーの大量死は十二月の降誕祭から翌年の二月ごろまで現れるので、エルニーニョと呼ばれるようになった。

海面に浮かぶ魚群の屍体から亜硫酸ガスが発生し、アンチョビーの魚群を餌にしているペリカンが餓死する生態系循環が生まれている。一九六五年のエルニーニョの時には約一六〇〇万羽の海鳥がなんと四〇〇万羽に激減している。

この海況異変は六、七年ごとの周期で現れる。原因は南米西岸に沿って北上するフンボルト寒流が、何らかの理由で北上しきれないで、水温が例年より六、七度高くなったことがアンチョビーの大量死につながった。

ところが十二月から翌年二月(南半球では夏)に発生するエルニーニョが、一九七二年には夏ではなくて冬に向かう五月から六月に発生した。

根本順吉さんは、気象学者の眼でこの異変に着目している。異常気象と寒冷化現象の関係については、根本さんの著作を読んでほしい。

私が杜父魚ブログでペルーのペリカン大量死を取り上げたのは、根本順吉さんが指摘したフンボルト寒流の異変が冬に向かう五月に発生したことである。北半球は夏に向かう季節に入ったが、南半球は冬の季節を迎えようとしている。海で何かが起こっている。

<(CNN)ペルー北部の海岸で、538羽あまりのペリカンが死んでいるのが見つかった。当局が29日に明らかにした。この一帯では4月にイルカの死骸も大量に打ち上げられ、当局が死因などを調べている。

ペルー海洋研究所が周辺約70キロの海岸を調べたところ、ペリカンのほかにも鳥類の死骸が見つかり、死んだ鳥は592羽に上ると推定。国営テレビは、同国北部ピウラ州プンタネグラからランバイエケ州サンホセにかけての160キロの海岸で、約1200羽の鳥の死骸が見つかったと伝えている。

鳥類は海岸で死んだとみられ、当局は今後詳しい検査を行って死因を調べる意向。地元の漁師などによると、鳥の死骸は2週間ほど前から見かけるようになったという。

この一帯は4月にイルカ877頭の死骸が打ち上げられたばかりだが、鳥類の大量死との関係は現時点で分かっていない。イルカが大量死した原因もまだ調査中だが、同国環境省はモルビリウイルスやブルセラ菌といった病原菌が流行した可能性もあると話していた。

ペルー北部の海岸に最近、イルカの死骸(しがい)が相次いで打ち上げられ、専門家らが原因を調べている。今年初めからの合計は877頭に上るという。(CNN)

杜父魚文庫
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