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アナポリス海軍士官学校のドナホー少佐退役式  古沢襄
米国のアナポリス海軍士官学校で東海大学柔道部の井上康生、大川康隆、片渕一真各コーチが指導に当たった話を古森義久氏が度々書いているが、柔道人気はロシアでもオランダなどEUでもある。際だってアナポリス海軍士官学校というのが不思議だった。

古森義久氏が同校教官のドナホー少佐(海兵隊少佐)退役式の外信コラム記事を書いている。読んでみて、成る程!と納得できた。多くの外国人は柔道をスポーツの一種とみている。だが、多くの日本人は”道”すなわちスポーツを越える精神的なものを感じている。

勝ち負けを越えた世界が柔道にあり、剣道にもあるのが、日本の武道の特性といえる。ドナホー少佐が柔道にこだわりをみせたのは、海軍軍人に”道”という精神世界を教えたかったのではないか。相撲でいう「心 技 体」に通じるものがある。

ロシアのプーチン首相に講道館の名誉五段を贈ろうという話があった。プーチンはKGB時代から柔道をやっていて、日ロ親善のために森元首相が間に立って考えたのであろう。しかしプーチンは「自分はその域に達していない」と断ってきたという。長い間、柔道をやっていて”道”の世界が分かってきたのではないか。

欧米人にはなかなか理解できなかった日本の武道という精神世界が少しずつではあるが、分かって貰えるようになったことを喜びたい。ドナホー少佐は講道館の名誉五段を贈られる資格があるのではないか。「自分はその域にまだ達していない」と断るかもしれないが・・・。

<ワシントン近郊アナポリスの米海軍士官学校でのジョン・ドナホー海兵隊少佐の退役式に20日、招かれた。同校教官のドナホー少佐は同校の柔道部長だったため、私は柔道交流を通じて知己を深めた。

メモリアルホールという広大な建物内の大講堂に1人だけのための退役式とはいえ軍楽隊が入り、同少佐の家族をはじめ士官や学生ら100人ほどが並んだ。儀 式は国歌斉唱に始まり、ドナホー少佐のイラクや旧ユーゴでの軍務の紹介、校長やオバマ大統領からの謝辞、上官や同僚の惜別の辞と、続く。

ドナホー氏は40代前半だが、軍歴20年を区切りに、民間の職務へと転ずるのだという。しかし一少佐の退役に海軍や海兵隊が大統領の言葉までを得て、これほどの準備をして謝意を表するとは知らなかった。

最後にドナホー少佐自身が海兵隊勤務の総括を15分ほども自由に語った。そのなかでは海軍士官学校の柔道部を育てたことを「誇らしい実績」として語り、この3月の全米学生選手権での戦績までを報告した。

海軍士官学校の柔道部は一昨年以来、東海大学柔道部の井上康生、大川康隆、片渕一真各コーチの指導を得て、目にみえるレベルアップを果たした。その日米交流を米側で進めたのがドナホー少佐だったのだ。(古森義久)

杜父魚文庫
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