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震災で1年前にボツになった記事と最近思うこと 阿比留瑠比
明日で東日本大震災の発生から丸1年となりますね。あの日を境に、日本も世界も、われわれの日常も、本当にさまざまなことが変わったと実感しています。今回は私の親族も被災し、私が住む町もプチ被災地だったこともあり、わが身自身のこととしていろいろな経験をし、また考えさせられました。

亡くなられた多くの方々、夢や希望を抱いた人生を突然断ち切られた多くの命に心より哀悼の念を表すとともに、このような大きな犠牲が生じない世の中になってほしいと切に願います。

私は昨年4月に出した拙著「政権交代の悪夢」のあとがきに、「東日本大震災をきっかけに浮かび上がったのは、国家という共同体の枠組みの重要性と、それがきちんと機能することがいかに大切かということだった」と書きましたが、今もその考えに変わりはありません。

今朝の新聞各紙が取り上げている原子力災害対策本部の議事概要にみる政府内の混乱も、結局は安全保障も危機管理も非常事態も軽視した国家観なき政権の混乱の象徴であるような気がします(昨日は時間がなく、議事概要について直接取材できなかったので、その具体的内容に触れるのは後日にします)。

実は1年前、SANKEI EXPRESS紙用に書き、11日組で掲載されるはずだったコラム「菅政権考」が、この震災発生のためにボツになりました。ネットでは配信されたようですが、紙面化はされなかったので私のスクラップ帳(大学ノート)からは欠け落ちてしまっているので、ここに再掲します。「ああ、土肥氏の件か、こんなこともあったなあ」とわずか1年前のことなのに遠い昔の話のようです。

《「致命的な国家観の欠如」

菅直人首相の側近である土肥隆一衆院議員が日本政府に対し、竹島(島根県隠岐の島町)の領有権を放棄するよう訴える韓国側との共同宣言に署名した問題は、民主党政権の致命的な国家観の欠如を象徴している。「国というものが何だかよく分からない」(鳩山由紀夫前首相)政権が、国家のかじ取りをしているのが現状だ。

■民主党の体質

土肥氏の今回の異様な行動について、野党の自民党側は民主党全体の体質が露呈したものと受け止めている。
「民主党の中に、そういう考えを持つ人が大勢いるということだ」(石破茂政調会長)
「民主党の体質だ。新左翼崩れの菅内閣の延長上から出ている」(平沢勝栄衆院議員)
「今の政府は、竹島が韓国に『不法占拠』されていると絶対に言わない。土肥氏の考えは今の政府の考えそのものだ」(稲田朋美衆院議員)

政府は「大変遺憾に思う」(菅直人首相)、「民主党の立場とも相いれない」(枝野幸男官房長官)と火消しに躍起だが、民主党政権に国家主権意識が希薄なことは否めない。

「日本列島は、日本人だけの所有物じゃない」

野党時代からこう強調して、永住外国人への地方参政権付与を目指した鳩山氏が民主党政権の初代首相なのだ。鳩山氏のブレーンとされた劇作家の平田オリザ氏は昨年2月のシンポジウムで、こう語っている。

「鳩山さんとも話をしているのは、21世紀は、近代国家をどういうふうに解体していくかという100年になる…」

そして今、在日外国人も投票権を行使した昨年9月の民主党代表選を経て、かつて国旗国歌法に反対していた菅首相がその跡を襲っている。

同じく国旗国歌法に反対票を投じ、外国人参政権推進派でもある前原誠司前外相は、政治資金規正法が禁止する外国人からの献金を5年間で25万円受けていた問題で辞任に追い込まれた。これも、結局は国籍の重要性、国家主権の意味に関する認識が足りなかったからだ。

■新左翼崩れ

土肥氏は旧社会党出身だが、土肥氏に限らず民主党のメーン・プレーヤーは旧社会党だらけであることも指摘したい。

自衛隊を「暴力装置」呼ばわりして更迭された前官房長官の仙谷由人代表代行も、反日・自虐史観教育を続ける日教組のドンとして参院に君臨している輿石東参院議員会長もそうだ。

かつてソウルの駐韓日本大使館前での韓国の慰安婦問題支援団体による「反日デモ」に参加し、韓国人と一緒に大使館に向かってこぶしを振り上げた岡崎トミ子前国家公安委員長も、旧社会党からの移籍組だ。

岡崎氏の政治団体は前原氏のケートと同様、過去に朝鮮学校理事長の男性とパチンコ店経営者の2人の外国人から献金を受けていたことも発覚している。

さらに現内閣の細川律夫厚生労働相も松本龍環境相も大畠章宏も、民主党の鉢呂吉雄副代表も民主党出身の横路孝弘衆院議長みんな旧社会党出身だ。

菅首相と江田五月法相は社民連出身だが、社民連はもともと社会党の分派であり、同根から派生した同類だといえる。この二人は、ともに拉致実行犯である北朝鮮工作員、辛光洙元死刑囚の釈放嘆願書に署名したという共通項もある。

「この政権は、全共闘時代の新左翼崩れが集まって作った政権だ」

昨年6月の街頭演説で、こう断じていたのが与謝野馨経済財政担当相だ。今年2月の衆院予算委員会では、「極めて常識的なことを言った」と述べて、この認識は現在も変わらないことを表明している。

中国漁船衝突事件にしてもロシア大統領の北方領土訪問にしても、明らかに国家観に軸がない日本の政権与党の足元を見ての行為だ。民主党政権によって失われた国益は計り知れないが、そもそも彼らの辞書には国益という文字がないのかもしれない。(政治部 阿比留瑠比)》

この日は、同じ問題意識に基づいて、産経本紙の方にもコラム「政論」を書きました。こっちはなんとかボツにされず紙面化されたのですが、かえって一部から「震災当日にこんな記事を載せている場合か」と批判されてしまいました。ついでに再掲します。

<<知らぬで済むなら法律いらぬ  決定的に欠ける首相の国家観>>

「ごめんで済むなら警察はいらない」という俗語があるように「知らなかった」で済むならば法律はいらない。政治資金規正法が禁じる外国人からの献金を受けていたことが発覚しながら菅直人首相はシラを切り続ける。そこには国家のリーダーとしての自覚も国家観もうかがえない。

「日本名の方なので日本国籍と思っていた。外国籍の方とはまったく承知いたしていない…」。首相は11日の参院決算委員会でこう繰り返した。

だが、首相は在日韓国人男性から計104万円もの献金を受け、一緒に釣りに出かけ、複数回にわたって会食したという。なおかつ特定人物からの100万円以上の献金は「比較的まれなことだ」とも認めた。

にもかかわらず男性が外国籍だと知らなかったとは…。にわかには信じ難い。

ましてこの男性は在日韓国人系の「旧横浜商銀信用組合」(現中央商銀信組)の非常勤理事を長年務めた人物である。これについても首相は「そういう立場にあることも全く知らなかった」と釈明したが、もし本当ならばとんでもない迂闊さではないか。もはや危機管理というレベルではない。

しかも首相は「私の代で政治とカネの問題に終止符を打つ」(2月8日)と大見えを切り、政治資金規正法違反で強制起訴された民主党の小沢一郎元代表を党員資格停止に追い込んだはず。首相が掲げる「クリーンな政治」の看板はもはや地に堕ちた。

首相はあくまで続投する考えのようだが、前原誠司前外相が6日に在日韓国人から計25万円の献金を受けたことを認め外相を引責辞任したばかり。首相が「知らぬ存ぜぬ」では、内閣の一貫性も整合性もあったものではない。

実は首相には教訓として学んでおくべき先例があった。岡崎トミ子前国家公安委員長の事例である。

平成16年、岡崎氏の政治団体が13年に朝鮮籍で朝鮮学校理事長の男性と韓国籍のパチンコ店経営者からそれぞれ2万円ずつ受け取っていたことが発覚した。産経新聞の指摘を受け、岡崎氏は「違法と気付かなかった」とコメントしたが、首相と前原氏は内閣改造前にこの貴重な体験談をよく聞いておくべきだった。

もちろん在日韓国・朝鮮人は「通名」が定着しており国籍を確認するのは難しい。自民党など野党にも同様の問題が存在するかもしれない。だが、国家を統治する内閣の一員ならば誰よりも襟を正すべきであり、言い逃れは通用しない。

「『もっと元気な歌もありうるのかな』という意見があった」

首相は11日の参院決算委で、平成11年の国旗国歌法案採決に反対した理由を問われ、こう答えた。首相は14年5月にラジオ日本の番組に出演した際、番組恒例の国歌斉唱時に起立しようとせず、君が代も歌わなかったとされる。

前原氏も岡崎氏も同じく国旗国歌法に反対している。3人とも永住外国人への地方参政権付与に賛成という共通項もある。民主党が先の衆院選で在日本大韓民国民団の全面支援を受けたことも周知の事実だ。

政治資金規正法が外国人からの献金を認めないのは国政が外国勢力の影響を受けることを避けるためだが、首相や前原氏は本当に理解しているのだろうか。どうも国家や主権に対する意識に決定的に欠けているように思えてならない。(阿比留瑠比)

違う媒体に書いたものなので、一部内容が重なる点はご勘弁ください。

……まさに、あの日は菅前首相が政治的に追い詰められたある種の分岐点といえる日でもありました。民主党の太田和美衆院議員によると、菅氏は「これ(震災発生)であと2年(首相を)できる」と言ったとの情報もありますが、これで2年は無理でしたが5カ月延命しましたね。

そして現在は野田政権が引き継いでいるわけですが、あいかわらずガレキ処理問題一つをとってもリーダーシップを発揮できず、結局、去年の今頃と同じように小沢一郎元代表一派との党内政局が政治のメインテーマであるかのようなていたらくです。毀誉褒貶あるものの、橋下徹大阪市長が掲げる「グレートリセット」のかけ声に、多くの有権者の期待が集まるのは当然だろうと思います。

橋下氏は、日本人をダメにしたのは憲法9条という趣旨の発言をしていますが、私も9条と「前文」による弊害は実に大きいと考えます。先日も産経紙面でこの前文について「『平和を愛する諸国民の公正と信義』など今時子供も信じない欺瞞」と書いたのですが、こういう人間集団の真実から目を背けた空文を国家のありようとして位置づけることは、他の局面・場面においても現実を見ようとしない人間を育てることになるのだと最近、しみじみそう思います。

杜父魚文庫
| 阿比留瑠比 | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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