「正宗」時代の終焉 若い世代に“サケ・ブーム”広がる?  黒田勝弘

■ソウルからヨボせよ


韓国の酒というと焼酎とマッコリ(濁酒)が圧倒的だが、日本酒のような清酒もなくはない。以前は「寿福」という銘柄が日本料理店などでよく出た。近年は「清河」とか「菊香」「雪花」などもあるが全体にマイナーな感じは免れない。


こうした清酒、つまり日本酒のことを韓国では長く「チョンジョン」といってきた。漢字で書くと「正宗」で、日本統治時代の「◯◯正宗」など有力銘柄の「正宗」が日本酒の代名詞になったのだ。


ところが近年、古い世代がいなくなるにつれ、「チョンジョン」という言葉があまり聞かれなくなった。代わって日本語そのままの「サケ」が一般化している。


先週末、韓国の日本酒輸入業界と日本大使館の共催で、日本酒試飲会として日本の蔵元約80社が参加した大規模な「ソウル・サケ・フェスティバル」が開かれたが、筆者のような古くからの韓国ウオッチャーにはいささか感動的であった。訪れた人の圧倒的多数が若い男女だったからだ。


有料なのに入場者は2日間で約4千人。近年の居酒屋など和食文化に対する人気にプラスした“サケ・ブーム”を実感させる風景だった。豊かさからくる若い世代の本物志向でもあるが、古いイメージの「チョンジョン」はもはや、死語になりつつある。


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ソウルからヨボセヨ これが韓国のにおいか!   黒田勝弘

先月27日は旧暦8月15日の「中秋節」で韓国では秋夕(チュソク)。贈答シーズンなので果物やモチ、みそ、しょうゆなどのほか高級牛肉のカルビをもらった。冷凍しておいて先日、試しに韓国の代表的牛肉料理の「カルビチム」にしてみた。


骨付きの牛肉のかたまりを甘辛くやわらかく煮たもので、作り方は話に聞いていたのだが、これが実に大変だった。まず血抜きと称して冷水に漬け、血が出ると水を捨てる。これを何時間かごとに何回もやった後、今度は湯がく。これもアクや脂とともに汁を捨て肉を洗う。


その上で、以下は我流だが水にタマネギとジャガイモを加え、手持ちのすき焼きのタレで長く煮込んでやっとでき上がりとなった。


実は韓国の肉料理の基本は焼き肉ではない。煮た肉だ。そこから「○○湯(タン)」というスープ物や「スユク(熟肉)」など煮物になる。


今回、肉を台所で長時間、煮ながら懐かしく思い出したことがある。1970年代に初めて韓国にきて市場で感じた「これが韓国のにおいか!」という“異国情緒”のことだ。
 

狭いワンルームマンションで長く肉を煮ると、日本の食にはない、えもいわれぬにおいが充満する。これでもう満腹になり自家製の“高級カルビチム”も半分しか食べられなかった。(産経)


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| 黒田勝弘 | 11:34 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |







歴史好き韓国人 「19世紀回顧」が盛んなワケ   黒田勝弘

韓国で近代史回顧が盛んだ。最近の朝鮮半島をめぐる国際情勢が19世紀末から20世紀初めにかけての時代によく似ているというのだ。歴史は繰り返される?


韓国人は「歴史まみれ」といわれるように歴史が大好きだ。現在や未来を過去になぞらえてあれこれ議論することを好む。しかし過去はすでに結論が出ているわけだから、現在や未来を「歴史は繰り返す」式に語るのは楽だ。したがって歴史談議というのは楽で安易なことでもある。


19世紀回顧がはやっているのは、朴槿恵(パク・クネ)政権下で対中国接近が目立つからだ。安倍晋三政権下の日本も安保法制などで対外影響力の拡大を目指しているようにみえる。そして大きな背景として中国の台頭による米中対立の展望が加わる。


朴大統領の中国・抗日戦勝70周年記念行事参加の後、歴史回顧はいっそう盛んで、中国への警戒心も結構ある。マスコミ論評では「朴大統領の訪中成果は過大評価されている」(東亜日報9月18日、千英宇・元大統領外交安保首席秘書官)や「中国は韓国の統一を望まない」(朝鮮日報9月15日、金大中論説顧問)など朴大統領の対中外交に手厳しい。


歴史回顧とは保守派(右派)の場合はこうだ。


韓国の亡国の背景には、当時の覇権国家・英国のロシア封じ込め策があった。英国は東アジアでその役割を日本に託した。


この情勢に鈍感だった韓国は日本を牽制(けんせい)しようとロシアを引き込む「親露拒日」策を進めたため、日本は親露派の中心だった王妃(閔妃)を暗殺し、日露戦争でロシアを追い出し韓国を支配した。


現在は英国を米国、ロシアを中国とすれば分かりやすい。米国が中国封じ込めで日本との同盟関係を強化しようとしているとき、韓国は「親中反日」路線で行こうとしている。これで大丈夫か? 亡国の二の舞いにならないか?というのだ(『未来韓国』9月2〜15日号の特集「露日戦争、今日の教訓」から)。


一方、進歩派はこうだ。野党系の左派紙『ハンギョレ新聞』(7月16日)は朴大統領の訪中前から「明成皇后(閔妃)と朴槿恵」と題する論評で19世紀を回顧している。


論評は「両者とも列強の間で民族の生存に責任を背負った運命にある」としながら「朴大統領も明成皇后の失敗の道を歩んでいるようだ」と現状を批判。閔妃についてはコトあるごとに清(中国)の軍隊を引き入れ勢力を維持しようとしたが、朴大統領は米国に依存し過ぎ軍事演習で中国を刺激していると批判している。


この論評が言いたいことは、変動する東アジア情勢の中で、いつまでも米韓同盟にしがみつき対北強硬策ばかりやってていいのか?というわけだ。


ただ、19世紀との違いは韓国が国力をつけ、米中とも韓国を味方につけようと「韓国の値段が上がっていること」だとし、対米・中均衡外交(米国離れ?)に期待。最後は「国を滅ぼした悲運の王妃になるのか、国を生かした国母になるのかは朴大統領にかかっている」というのがオチだ。


片や親中国はいい加減にしてもっと親米をやり、反日も考え直せといい、片や米国離れをして北朝鮮とも仲良くしろという。朴大統領もつらい? 近く訪米し韓米首脳会談の予定だ。韓国外交の行方について内外の疑問、懸念、注文にどう答えるか、興味深い。(産経)


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| 黒田勝弘 | 11:07 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







”在日韓国人”を差別する「韓国」   黒田勝弘

■ロッテ・グループの創業者の重光武雄氏を思う

 
日本統治時代から続いた唯一の韓国資本による百貨店に「和信」があった。1970年代に初めて韓国を訪れた際、買いたい物があって「和信」で女子店員に品物をたずねたところ「オプソヨ(ありません)」という。「どこで売ってますか」と聞くと「モルラヨ(知りません)」といいそっぽを向いてしまった。


この無愛想きわまりない「オプソヨ」と「モルラヨ」のふた言は衝撃的だった。「これが韓国か…」と実にエキゾチックだったため筆者の“韓国原体験事典”に記録されている。


韓国の百貨店で女子店員たちが笑顔で「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」といって頭を下げるようになったのは79年にオープンしたロッテ百貨店からである。


在日韓国人資本のロッテ百貨店は「お客さまは神様です」という“日本商法”を韓国に導入した。


百貨店に食堂街やイベント会場、遊び場、噴水などを設け、モノを買わなくても楽しい百貨店として客に“憩いの場”を提供したのもロッテが初めてだった。この日本式百貨店文化はその後、すべての百貨店に広がった。


ロッテ・グループの創業者の重光武雄氏(92)は日本でまずチューインガムで成功する。「お口の恋人ロッテ」はCM史の傑作として記憶に残るが、70年代以降、母国・韓国に投資。韓国では「ロッテ製菓」からロッテ百貨店を含め、金融など日本を上回る企業グループに成長した。


母国進出は当時、経済発展に余念がなかった朴正煕大統領をはじめ韓国政府のたっての要請からである。そのため土地の提供や減・免税など優遇措置が与えられもした。韓国の経済発展に大いに寄与し韓国5位の大財閥になった。


そのロッテが後継者問題でもめている。韓国ロッテを率いる次男の昭夫氏(60)が後継者と目されていたが、最近、日本ロッテが基盤の長男、宏之氏(61)が反発し、一族を巻き込んだお家騒動になっている。


サムスン、現代をはじめ家族支配の韓国の財閥ではよくあることで、そのつど不透明な経営・所有形態や相続問題などが批判の対象になってきた。ロッテも不透明な資本所有など家族支配が非難されている。


ところが韓国マスコミの激しいロッテたたきには、他の財閥批判と違ってロッテの背景にある在日韓国人つまり「日本」という要素に対するイジメに似た異様な雰囲気がうかがわれる。


創業者の夫人は日本人だから後継者の母は日本人となり、長男は日本語しかしゃべらず、次男の妻は日本人。業績は韓国側が圧倒的だが資本所有では日本側に比重がある…。そこでマスコミは長男には「なぜ韓国語ができないのか?」と非難し、次男には「ロッテは日本企業か韓国企業か?」などと詰問する。


国際化をかけ声に世界に羽ばたく世界十何位かの経済強国などと自慢しながら、「日本」がからむととたんに国際感覚などどこへやら。“田舎民族主義”丸出しになる。


韓国で企業経営をしている在日韓国人が電話してきて「困ったときに世話になりながらあの異様なロッテ非難は恩知らずもいいところ。在日同胞の母国への経済的貢献ということでは、韓国より北朝鮮の方が礼を尽くしてくれているのではないか」と皮肉っていた。(産経)


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| 黒田勝弘 | 14:14 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |







ソウルからヨボセヨ 敵は北朝鮮か日本か   黒田勝弘

映画『延坪(ヨンピョン)海戦』が人気を呼んでいる。韓国映画界で今年、観客動員1位になりそうだ。映画は2002年、ソウル西北の黄海の延坪島近海で起きた北朝鮮との軍事衝突を描いた“南北戦争モノ”である。


この海戦で韓国軍は哨戒艇1隻が撃沈され、6人が戦死した。北朝鮮軍との海での戦闘が映画になったのは珍しい。


至近距離での激しい砲撃、銃撃戦シーンが見物だが、それ以上に若い乗組員たちの「戦友愛と護国精神」をたたえる映画ということで、世代を超えて共感を呼んでいるようだ。国民皆兵の徴兵制の国だから、特に若者にとっては人ごとではない。


映画では攻撃を仕掛けてきた北朝鮮の警備艇の戦いぶりも登場する。北朝鮮が明確に軍事上の“敵”として描かれ、その侵略との戦いがテーマになっている。


ところで、韓国軍は空軍力強化のため大型空中給油機の導入を発表したが、そのことをマスコミは「独島(竹島の韓国名)作戦飛行時間が4倍に」などと大々的に報じている。竹島(島根県隠岐の島町)周辺での作戦にプラスというのだ。


韓国にとって、現実の敵は北朝鮮なのに、マスコミはまるで日本が敵であるかのような非現実的な反日報道をしている。こういう発想が日韓関係を悪化させているのだ。(産経)


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| 黒田勝弘 | 14:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







「大統領出てこい!」大衆迎合で動けなくなる朴氏の対日外交   黒田勝弘

街の声でこのところ、「朴槿恵大統領は運が悪い」というのをよく耳にする。昨年のセウォル号沈没事故に続き、今回の「MERS(マーズ)感染騒ぎ」のことを言っているのだ。いずれも民心が一種のパニック状態になり、対応の遅れなどで政府が激しい批判にさらされているからだ。


メディアは人々の不信や不安をあおり、野党や反政府系は決まって「大統領が悪い」と大統領非難に走る。大事故、大事件など人災はもちろん、伝統的には天変地異の天災まで「指導者に徳がないから」という“災異観”がある社会だけに、大統領はつらい。


朴大統領は突発する大事故、大事件への対応にばかり忙殺されて何もできない状態が続いている。


すでに5年任期の3年目なのにまだこれといった政権の成果が見当たらない。そして「運も実力のうち」となってその指導力への不満、批判が強まっているのだ。


「マーズ騒ぎ」の中で朴大統領は来週に予定されていた訪米を延期した。「外交より国民の安全、安心が優先」と判断した結果というが、この判断に世論は必ずしも拍手喝采ではない。


訪米は14日から18日に設定されていた。外交当局をはじめ政府および与党を含め大勢は、「日程を短縮してでも出掛けるべき」だった。


これに対し訪米延期論は主に野党陣営から出ていた。「民の声」と称しあらゆることで政権の足を引っ張ろうとする野党・反政府派としては当然の主張だ。


ところが朴大統領は、政府・与党内の大勢に反し自らの決断で訪米延期を決めた。


「国民の安心、安全が第一」という名分は十分にある。そして「国民に寄り添う大統領」としての訪米延期はカッコいい。


しかし冷静に考えれば「マーズ退治」は大統領がいなければできないというものではない。にもかかわらず外交的重要日程さえ中止したことは、対外的には韓国の国家能力に対する疑問や不信を招くものだ。


それに訪米延期は国内的には「大統領出てこい!」という、大衆感情に押されたいわゆるポピュリズム(大衆迎合)政治である。これに身を任せると今後、野党や反政府派の世論圧力に押され何もできなくなる事態が予想される。


このため、保守派の間では大統領の指導力に対する疑問が膨らんでいる。


大衆感情に左右され国家の軸としての判断ができていないのではないかというわけだ。与党・保守派の代弁紙である朝鮮日報は社説で「朴大統領は果たして国家指導者らしい判断力を見せているのかどうか、自ら振り返る必要がある」(11日付)と手厳しく批判している。


朴大統領の訪米は、安倍晋三首相の訪米直後だけにことのほか関心が高かった。韓国は安倍首相訪米の際、米議会演説や歴史認識問題などで“対米反日工作”に熱を上げたが、結局は日米緊密化を阻止できなかった。逆に米国では「韓国疲れ」が語られ、今回の朴大統領訪米は挽回のチャンスになっていた。


訪米では韓米同盟強化策や日米韓協力体制の行方とともに、これまでの“二股外交”とも受け取られる中国接近策の“真意”についてどういう説明が行われるのか、関心を呼んでいた。朴槿恵外交の行方は東アジア情勢にも影響が大きい。


しかし「外交より大衆感情」を優先した今回の判断は、慰安婦問題という大衆感情にこだわり動けなくなっている対日外交の展望にも、あまりいい影響はなさそうだ。(産経)

 
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| 黒田勝弘 | 09:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







ソウルからヨボセヨ もう一つの日韓協力   黒田勝弘

沈没大惨事で世界中に名前が知られた旅客船「セウォル号」は日本の中古船を輸入し改造したものだった。筆者が先年、韓国からロシアや中国に海路で旅行したときの客船もいずれも日本の中古船だった。韓国は造船王国だが大型客船の建造はまだ難しいのだ。


昔は韓国の漁船も日本から安く買い入れた中古船が多く、そのおかげで韓国漁業は発展したというのが双方の業界の定説である。


韓国が1990年代、民主化で左翼思想が解禁された後、それまで忌避されていた日本のいわゆる進歩的文化人や左翼系知識人たちがよく招かれ、セミナーやインタビューなどでもてはやされた。この時、筆者は「これも日本の中古品の輸入かな」と皮肉ったことがある。


韓国ではこのところ国際会議やセミナーに日本の政治家が招かれ、しきりに安倍政権批判を言わされている。いずれも元首相の村山富市、福田康夫、菅直人氏らでマスコミで大もてだ。


中古品といっては失礼だが彼らも日本では一応、政治的役割を終えている。ただ考えようによっては韓国でこんなに重宝がられているのはありがたいことかもしれない。昔も今も古くなった日本のものを評価し大事に使ってくれているのだから。一衣帯水−日韓の交流・協力はこれほど深いのだ。(産経)


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| 黒田勝弘 | 08:37 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







「誤解・思い込み」…特異な韓国   黒田勝弘

先にインドネシアで「バンドン会議60周年記念」の国際会議が開かれ安倍晋三首相が演説した。バンドン会議は第二次世界大戦後に独立したアジア・アフリカ諸国が反植民地主義や民族自決、世界平和などを掲げ1955年に開催した。


インドネシアのスカルノ大統領、インドのネール首相、中国の周恩来首相、エジプトのナセル大統領が中心となり後の非同盟運動のきっかけになった。


日本は60年前の会議にも招かれた縁があり今回、安倍首相が出席したが、韓国人にはこれが理解できなかったらしい。「日本は侵略国で韓国を支配した植民地主義の国だったはずなのに」というわけだ。


知り合いの韓国マスコミのOBも首をかしげていたので「いや、東南アジアや中東、アフリカ諸国には、日本はアジアが欧州の植民地支配から解放されるきっかけを作ったと評価する声があるからだ」と説明したところ驚いた表情で「そんなはずはないだろう」という。


日本はアジアを侵略、占領した」というので「いや日本による占領は数年間で、アジア諸国にとっては欧州諸国による長期の植民地支配から解放されたことの方がはるかに重要だったからだ」と重ねて説明したが最後まで認めようとしなかった。


知識人に属する韓国人でもこの程度なので、多くの韓国人は「日本は今もアジアの国から恨まれている」と誤解し思い込んでいる。


韓国が「アジア」というときは、イコール韓国と中国ということでほかの国は視野に入っていないのだ。

いつもジコチュウで視野が狭いため、バンドン会議60周年会議で安倍首相の演説に過去の歴史に対し反省だけがあって謝罪が入っていないと批判したのは、参加もしていない韓国だけだった。


先に日本の外務省が戦後日本の対外協力の実績を紹介した映像の広報資料を発表したときも、韓国だけがデタラメだといって非難している。


とくに韓国のことを取り上げたわけでもないのに映像の一部に韓国の製鉄所や地下鉄、ダムなどの写真が入っているのを見て韓国だけが反発した。


さすがに政府は何も言わなかったが、マスコミは準国営のKBSテレビや最大手の朝鮮日報が先頭に立って「韓国の経済発展は日本のおかげとはとんでもない!」「妄言だ!」と意地になって日本を非難した。


アジアの他の国は何も言っていない。しかも実際は韓国が経済・技術援助をはじめ最も日本の影響を受けて発展したことは国際的には常識なのだ。


韓国政府が日本との国交正常化(1965年)の際に、過去の支配に対する補償として受け取った対日請求権資金5億ドルだって、韓国の経済発展の基礎になったことは韓国政府発行の『請求権資金白書』(76年刊)に詳述されている。国交正常化50周年の今年、記念事業としてこの白書を日韓双方で復刻出版してはどうか。


ことほど左様に韓国はアジアできわめて特異な国なのだ。


18日にはインドのモディ首相が韓国を訪問するが、朴槿恵(パク・クネ)大統領はモディ首相と歴史談議をしてみてはどうだろう。


インドは100年近く英国に植民地支配されたが「おたくの謝罪・反省・補償要求はどうなってますか?」と聞いてみればいい。今、世界で韓国だけが歴史にこだわった外交をしていることが分かるだろう。(ソウル・産経)
 

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| 黒田勝弘 | 18:44 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







ソウルからヨボセヨ 韓国文化財の今昔   黒田勝弘

韓国で最も美しい石塔は忠清南道・扶余に残っている百済時代の定林寺の五重の塔だろう。1970年代に初めて訪れた時、土台の石がちょっぴりぬれていた。臭いをかいでみたら小便の跡で、近くで遊んでいた子供か誰かがひっかけたらしい。


国宝がこれでいいのかと義憤(?)にかられたが、今は囲いがされしっかり保存されている。


80年代に新羅の古都・慶州の南山の山道で立ち小便をしたら、目の前の木立で岩に刻んだ仏様がほほえんでいた。当時でもこんな調子だから、昔の韓国は文化財の保護や管理はさぞいいかげんだったろう。


最近、ソウル市は市庁前の古宮・徳寿宮周辺を歴史的文化空間として整備する計画を発表した。


その際、隣接していた日本統治時代の逓信局の建物(その後、国税庁)を撤去し公園にするというが、この建物についてマスコミは「王宮の正気を損なうための日帝の残りカス」などとまたあしざまに伝えている。


韓国では日本統治時代に文化財は損なわれたと教えられ信じられているが実際は逆で、韓国には近代的な文化財意識がなかったため日本はむしろ保護、保存に努力した。


ただソウルの王宮については近代的な都市づくりのため縮小や撤去をやっている。日本で江戸城や大阪城の敷地が昔のままではないのと同じように。(産経)
 

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ソウルからヨボセヨ 韓国より日本を信頼   黒田勝弘

先の安倍晋三首相訪米に際し「アベが歴史で謝罪しない!」といって連日、非難報道を繰り返していた韓国マスコミがこのところ多少、正気を取り戻しつつある。興奮の後に反省といういつもの反日報道のパターンではあるが。


反省点の一つとして出ているのが、日米同盟強化の中で「韓国外交は孤立しているのでは」という不安だ。政府の外交姿勢が過去に執着し過ぎた結果だと批判しているが、慰安婦問題を押し立て日本批判をあおってきたのは韓国マスコミだから、政府批判の前にまず自己批判すべきだろう。


その意味で4日付の東亜日報の「米国が見る韓国と日本」という1ページ特集は自己批判かもしれない。米国の世論調査を引用し「“日本を信頼”が68%で“韓国を信頼”は49%…米国民は当然視」と伝え、さらにアジアで日本を好感していない国は韓国と中国だけで、東南アジアなど他の国々は軒並み80%前後が日本に好感と紹介している。


つまり韓国マスコミは安倍氏の訪米で米国の日本批判の話ばかりを伝え、“日本憎し”の報道をしたが「実は実際の米国民は韓国より日本の方を信じている」と軌道修正しているのだ。日本との過去の問題に目をくらまされ、世界や国際情勢がちゃんと見えなくなっている韓国国民は気の毒である。(産経)


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| 黒田勝弘 | 13:14 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |







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